そらになりかけ

音楽と生き方について話してます。

「真夜中乙女戦争」という最高に最低な小説の感想

どうも、ガンモです。

此度、「真夜中乙女戦争」という小説を読破いたしました。

感想をつらつらと言いたいと思います。

これは最高に最低な話です。

コンテンツ(エンターテイメント)としてのゴールが人に希望を与えることだとしたら、この小説は僕たちにどうしようもないほどの絶望を見せてくれます。

言葉に切り裂かれる。言葉に殴られる。立ち上がるのが困難になる程の衝撃。

故に、最高に最低。

こういう書評?を書く時、ネタバレはするべきなのか、しないべきなのかをとても悩みます。

でも正直この話は、オチとか展開が大事なタイプではないと思うのです。

 

一つ一つの言葉を、その意味を受け止めながら、

あーーーやっぱクソみたいな世の中だなって思える。

たとえ、大筋とオチを知ったとして、それは何の意味もないです。

小さな会話ひとつが、ちょっとした一文が、心を切り裂いていく。

そんなお話です。

 

 

これは全ての絶望を抱える人に読んでほしい物語だ

すごかったです。アホっぽい感想ですけど、すごい話だった。

 

山のような心に刺さるフレーズ 。

 

そこに感じるのは筆者の圧倒的な欠乏。

 

何も持っていないから、なにかを求める。

その”なにか”すら定まっていなくても、探さないと、求めないと、そんなフリでもしないと生きていくのが辛い。

 

僕も基本的にネガティヴな人間なので、もうホント

「あぁ〜わかるわかるわかる〜」

とか

「そうだね…そうだよね…確かに…」

とか

「んんんんんっぁっぁぁぁあっぁxっぁぁxx」

ってなったところが大量にあります。Fさんの絶望を計り知れないほど感じることができます。

 

そんな素敵な部分をいくつか紹介します。

死にたいと思うのは、生きたいと願うからではない。

どうにもならない何かを、ぶっ壊したいからだ。 

なんか週一くらいで俺以外全員死なないかなーって思いますもんね。全部壊れてほしい。わかる。

 

要は認めてほしいんだよね。私はこれが好きです、あなたはどうですか、あなたも好きだと嬉しいです、ってね。 

これ、なんか、自分の潜在意識をめっちゃ的確に言語化されてしまっててすごいびっくりした。

僕はこのブログと言う場で好きなことを話して、誰かに同意が求められたかったんだなと認識しました。本当にすごい。 

 

先輩は私を好きではない。探してもいない。気にしてもいない。おそらくは1秒とて考えてはいない。それが正しい。でも、正しすぎる。私は違う。私は会いたい。話がしたい。わざわざ誰かに会う理由が一つもない時、廊下や階段の踊り場、駅前のコンビニや裏道で、偶然すれ違う可能性に賭けることの何が悪いのだろう。

辛い。辛い。でもそうなんすよね…

 

どうしようもないほど会いたくても、言ってもきっと会ってくれないから何か理由づけしたり、街を歩くたびに姿を探して、偶然でいいから会おうとして。

 

でもこんな必死になってる間にも向こうはこっちのことを1秒も考えてないんだろうなぁって勝手に思って絶望してる。

あるある。

 

何をみても、何を読んでも、何を聴いても、どこに行っても満たされない 

すいません。

これが圧倒的欠乏。自分に何もない故に絶大な何かを周りに求める。それでもやっぱり何も見つからない僕らは、そんな世界が壊れてしまえばいいといつも願っている。

 

可愛いって男に言うのは反則です。 

ほんとそれな。ってなりましたFさんすごすぎます。刺さりまくってます。しばらく死にました。

 

 

他にもたくさんたくさん心に刺さるところがあります。自分の何かが抉られ、どうしようもない気分になります。

これこそが、読むべき本。

付箋貼りながら読んで、定期的に読み返したくなる本。

 

もう人生疲れた人や、恋愛がうまくいかない人は絶対読まなきゃいけないと思います。

 

僕は読んだ余韻でしばらく動けませんでした。

そんな小説は久しぶりです。

前にいつそんなことあったかはわからないけど。

 

 

まとめ

書評を書かせていただきました。

一人でも多くの人にこの本が届くことを祈っています。

ぜひ自分で全部読んで、自分に深く深く刺さる言葉を探してみてください。

 

この本を読んでいる人は少なくとも人生に何らかの絶望を感じている人だと思うんです。 

僕もそうですから。

 

そんな時にはやっぱり、僕は音楽の力を頼りにしたいんです。

僕が絶望を越える時に聴いてる曲はこちら↓で紹介しています。

 

 

ぜひご覧ください。

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。ではまたっ!