そらになりかけ

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【BUMP OF CHICKEN】「HAPPY」から考える”幸せ”【解釈と感想】

どうも、ガンモです。

今回はBUMP OF CHICKENの「HAPPY」っていう名曲について語りながら歌詞解釈します。

 

HAPPYは最高です

COSUMONAUTは本当に名盤だと思うんです。

イノセント、魔法の料理、HAPPY、R.I.P、分別奮闘記、etc……

全てが名曲と言っても過言ではない。

 

そしてその中でも、「HAPPY」はめっちゃいい曲。

歌詞が本当に素敵です。

愛してるんです。僕はこの歌を愛してる。

 

この歌は僕にいろんな人生の考え方を与えてくれました。

では歌詞を見ていきましょう。

 

歌詞から紐解く”HAPPY=幸せ”

歌詞解釈をやっていきますね。

 

健康な体があればいい 大人になって願う事

心は強くならないまま 耐えきれない夜が多くなった

”体はなによりの資本”ですもんね。

どんな豊かな生活を送っていても、不健康ならそれらを満足に楽しめないですからね。

でも「体が大事」と気を使って生きていても、心は強くならずに、むしろ弱くなる。

そして辛い、泣きたいような夜が増えていく。

それは長く生きていて、いろんな辛いことを知ったからですね。

生きるのは大変だ。

 

少年はまで生きていて 命の値段を測っている

色々どうにか受け止めて 落書きのような夢を見る

「命の値段を測ってる」=「自分にはどれだけの価値があるのかを考えている」

ですかね。

自分が何のために生まれ、何をこの世に残せるのか。

誰しも一度は考えたことがあるでしょう。

でも多分答えは出ないんだと思います。

だから「色々どうにか受け止めて」、「落書きのような」、途方も無い夢を思い描いているのですね。

「こうなったらいいな」

「こうだったら僕は生きていてよかったなと思えるな」

って。

 

ここで言う”少年”はおそらく藤原さん自身であり、僕ら一人一人のことだと思います。

「僕もあなたも、自分の生きる価値を悩みながら、どうにか理想を思い描いて生きているよね」

そう優しく歌っているんです。

 

優しい言葉の雨の下で 涙も混ぜて流せたらな

片付け中の頭の上に これほど容易く日は昇る

かけてもらった、たくさんの優しい言葉で、自分の悲しみを吹っ切れたらいいのに、そうはうまくいかない自分の心。 

「流せたらな」=「流せたらいいのにな」ですから、その言葉では涙を流すことはできなかったんですね。

 

なんでだろう、どうしてだろう、どうしてこんな心になってしまったんだ、と「頭を片付けてる」ような悩みの中でも、時間が経てば簡単に日は昇るんですね。

”明けない夜はない”

ということを歌っているんだと思います。ちょっとここ難しいですね。

でもそれはこの後に続く、

悲しみは消えると言うなら 喜びだってそういうものだろう

で、「やっぱり日は昇ってても悲しい」みたいな意味に変わっていくんだと思います。

 

僕はこの歌詞が本当に大好きなんですよ。

正直ここを語りたいが為に、この歌の全部話してるってところはある。

 

よく、なんか辛いことがあった時の励まし文句で

「時間が解決してくれるよ」

って言うじゃないですか。

僕、なんかあれが嫌いなんです。

 

まぁ、たしかに時間が経てば忘れるって言うか、気にしなくはなると思うんですけど、なんか違う。なんだろう。釈然としない。

ずっとなんか違和感を感じていたんです。

 

この違和感の正体がこの歌詞で解決しました。

 

僕は、「等しく全てが時間によって忘れられていく」のに、”悲しいこと”にだけこの言葉が使われていたのが気に食わなかったんです。

 

べつに、まぁ悲しいことは消えるけど、嬉しいことも消えていくから、なんか結局それ何も解決してないよね…って思うんですよ。

 

だからもう、なんか、この歌詞を聞いた時は

「そうだったのか…………そうだよね…………」

って放心状態になりました。

 

すごすぎる。藤原基央さん。

で、その次が

誰に祈って救われる つぎはぎの自分を引き摺って

いやーつらい。

結局自分でボロボロになりながら生きていくしかないんですね。 

 

闘う相手さえ解らない だけど確かに痛みは増えていく

教わらなかった歩き方で 注意深く進む

ここも大好き。

何がこんなに悲しいのか、辛いのかわからないけど、確かに辛い。

誰も教えてくれないけど、自分なりに精一杯悩みながら生きてる。

大変ですね。

 

ここから二番です。

 

膨大な知識があればいい 大人になって願う事

心は強くならないまま 守らなきゃいけないから

なんて言うか…ここも僕は解釈がしにくいんです。 

多分僕がまだ大人じゃないからかな。

でも、知識は欲しいのはわかる。

その知識で、自分の弱い心を守りたいって気持ちも、わりとわかる。

そういうことなのかな。

そういうことなんでしょうね…

「守りたい」ではなく「守らなきゃいけない」なのが気になりますね。

なんなんでしょうか。うーーーん、解らない。

嘘でも虚勢でも、守らなきゃいけないってことなんでしょうか。

そんな気がしてきました。 

 

少女はまだ生きていて 本当のことだけ探している

笑うことよりも大切な 誰かの手を強く握って

この「誰か」は自分のことでしょうね。

嘘で笑うことよりも、その自分の手を取ることがまず大事なんだと。 

素敵…

 

優しい言葉の雨に濡れて 傷は洗ったって傷のまま

これは一番の歌詞と似ていますが、よりストレートな表現になっていますね。

「涙も混ぜて流せたらな」が「傷は洗ったって傷のまま」となり、より直接的に「傷は消えない」と言うことを歌っています。

 

感じることを諦めるのが これほど難しいことだとは

大好き。

どれほど苦しくても、心を失くしたくても、それを感じることを諦められなかった。

強い葛藤が見えます。

 

終わらせる勇気があるなら 続きを選ぶ恐怖にも勝てる

無くした後に残された 愛しい空っぽを抱きしめて 

これはめちゃくちゃいい言葉すぎる。

自分の中の大事な何かを失った後の空っぽの自分。

そんな空っぽを知っている自分なら生きていける。

素直に感動しました。

 

 

借り物の力で構わない そこに確かな鼓動がるなら

どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう

鼓動が続いているなら、そこにある生きる原動力が借り物の、偽物でもいいと。

どうせいつか死ぬのだから、一緒に歌おうと。

大好きです。

藤原さんは、僕の救世主になりました。

 

優しい言葉の雨は乾く

他人事の様な虹が架かる

なんか食おうぜ そんで行こうぜ

それほど容易く日は昇る

 「他人事のような虹」ってなんでしょうかね。

自分の優しい言葉によって、誰かの心が晴れていく様子を歌っているのでしょうか。

だとしたら、なんとも…

それを「他人事」って言うんですから、なかなか皮肉な歌詞ですね。

  

誰に祈って救われる それよりも大切な手を取って

誰かに祈る前に、大切な自分の手をまず取って生きてみよう、みたいな感じですね。

 

勝ち負けの基準も解らない だけど確かに守るものがある

何が正解か不正解か、勝ちか負けか、善か悪か。

解らないけれど、言葉にできない自分だけの基準は絶対にある、と。

 

消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう

どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう 歌おう

ここなかなか最高ですよね。

rayの「大丈夫だあの痛みは 忘れたって消えやしない」に通ずる何かを感じます。

 

僕は、「本当の悲しみ」っていうのは「とある喜びを失ったこと」だと思っていてですね。

だから、この歌詞でもそれと同じように、

「消えない悲しみ」=「その時あった喜び」

と考えて、それがあるから、生き続ける意味があると歌ってるんじゃないかって思うんです。

 

要するに…

・辛い、悲しいことの多い人生で、生きる価値も見つけられない

   ↓

・かけられた優しい言葉も自分の傷を癒すことはできない

   ↓

・喜びも悲しみも、等しく消えていくものである。

   ↓

・でもそんな風に悩んでいる君だからこそ、消えない悲しみとそれに伴っていた喜びを思いながら生きよう。

 

と、こんな感じになると思います。

 

つまりここで歌われている幸せは、

「傷つきながらでも生きること」

になると思うんです。

なんかありきたりになってしまった。

 

でも、個人的にもう少し言うなら、「僕と一緒に歌おう」ですからね。

「生きて、BUMPの曲を聴く、歌うこと」は間違いなく「幸せ」だと思います。

 

 

まとめ

繰り返し歌われる「Happy Birthday」が謎ですよね。

「今、この歌を聴いた瞬間が君の誕生だ」くらいの気合だと、僕は思ってます。

 

だってどう聴いても誕生日ソングじゃないんですもん。

 

なんにせよ、この歌は生きる悩みである「悲しみ」も生きる希望であろう「喜び」も消えていくと歌った、とんでもない、僕の大好きな歌です。

 

歴史に残る名曲ですね。

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。ではまたっ!